「おもてなしランチ コラボ企画展」 心・静×真泥×菜っぱ  ご報告

先日の大型台風の前に窯たきをしました。
今回は豊岡での展示会、「おもてなしランチ コラボ企画展」 心・静×真泥×菜っぱ を控えて。

出石の柿谷の石から、粘土をつくり、釉薬も出石の土をベースに調合しました。
とてもろくろ挽きしにくい土なので、自然とこんな風な味のあるろくろ挽きになります。こういうろくろに合うのは、やっぱり昔のラフな絵付け。

こちらは、コラボランチで使った服部の器。渋い色です。

心・静さんでは、こんな素敵な水屋に。ちょっと洋風な食器を並べて。

こちらは昔の物と合わせて和風スタイルで。

菜っぱさんのランチ、素晴らしかったです。おいしかったです。

〈おしながき〉

前菜 季節の肴いろいろ
サーモン柿寿司
栗渋皮煮
赤烏賊黄金焼
秋茄子田楽
銀杏とむかご松葉刺し
紅葉麩
無花果利休豆腐
海老五色揚げ
柿クリームチーズ挟み揚げ

柿と焼き占地と青菜の白和え

煮物
自家製里芋饅頭玉地蒸し

椀物
百合根葛豆腐
百合根摺り流し

合肴
和牛ロースト彩り野菜添え

焼物
目鯛味噌漬け

食事
黒米芋おこわ
赤出し汁

甘味
さつま芋大福

雨の降る展示会でしたが、足元の悪い中、足をお運びいただきました皆様ありがとうございました。
出石の土とのご縁、大事にしてこれからも取り組んでいきたいテーマです。
そして、心・静さんにご紹介いただいた菜っぱさん。
今回、初めて和食器を作りました。菜っぱさんの的確なアドバイスと骨董の器とのコラボ。
どれも初めてにしてはちょっとハードルが高すぎましたか、どうにか無事に終えてホッとしました。とても刺激的な展示会になりました。まだまだ消化するには時間がかかりそうですが、また新しい世界を見ることができました。
豊岡は我が家から車で1時間半ほどですが、また違う但馬の文化を感じました。但馬はやっぱり土地が豊かです。なんかこの辺でこせこせ頑張っているのとは違うゆったりした雰囲気を感じました。そんなことも面白かったです。

さて、こちらは、今日の舞鶴。打ち合わせ中です。
去年に引き続き今年も舞鶴のタイ料理屋さんFon Dinさんが、静岡MAISON UN JOUR メゾン アンジュールさんでの真泥の展示会に合わせて出張して下さいます!
服部と渡邊さんが静岡出身つながりのこの企画。
どんな雰囲気になるのでしょうか。和気あいあいとした楽しい感じで、大皿も!
こちらも楽しみです。やっぱりお皿は使ってもらってなんぼです。

 

 

MUDDY真泥 村山朋子陶展 日本郷土玩具館「プラスワンギャラリー 」 ありがとうございました。

倉敷 日本郷土玩具館プラスワンギャラリー で1か月間開催されておりました
MUDDY真泥 村山朋子陶展  には多くの方々にお越しいただきありがとうございました。
気持ちの良い観光シーズンで観光客の方にもたくさん立ち寄っていただきました。
もちろん倉敷近郊の方もたくさん。倉敷にくると日本のよさに気づかせてもらえます。
城下町でなく商人によって栄えた街なので、今でもなんとなく自由な空気を感じます。
皆さん生活を楽しむのが本当にお上手です。好きなものを生活にとりいれて楽しむのって、潤いのある日常を送るためのとても大事なコツです。暮らし方のヒントを教えてもらえます。

さて、舞鶴では次の展示会に向けて明日は窯焚きです。
今度は兵庫県豊岡市の骨董屋さんで。
詳しくはこちら→「おもてなしランチ コラボ企画展」 心・静×真泥×菜っぱ
10/27(金)、29(日)には、菜っぱ(豊岡市昭和町2-15)さんによる 「心・静」×「MUDDY」とコラボランチ(税込3500円)もあります。ご予約お待ちしています。
予約先 hitomi.by.releve@docomo.ne.jp まで。両日とも満席になりました。たくさんご予約ありがとうございます。

こちらも骨董屋さんだけに、倉敷日本郷土玩具館と同じく和な感じで。
倉敷で人気だった鳥地紋の角皿や芙蓉手深鉢もまた作りました。
服部もここしばらく作ってなかった和な器を。月形向付と楕円皿はコラボランチ用。どんな焼き上がりか楽しみです。
山陰の秋には地味な色の器が似合います。

秋は憂います。
福井の田舎の中学生の自殺事件は、なんだかこの地域ととってもよく似た感じなので、同じ年頃の息子をもつ私は、息子から学校の話を聞きながら考えてしまいます。
ジェットコースターのように気分が上がったり下がったりの我が息子。この間、綾部であったHAPPYというバンドの野外ライブ。音楽好きな息子の刺激になるかなと思ったけど、音楽はいいけど、人がいっぱいいるのがダメらしい。自分が歌いたいらしい。皆の視線がダメらしい。自意識過剰すぎ。本人も親も制御不能です。HAPPYなライブで一人暗いのがいたらそれは彼。それにしても綾部からあんなバンドがでてきたのが、すごいな。色々頑張ったんだろうと思う。
私の通っていた中学校も小さな学校だったけど、それでももう少し生徒がいたから、ほっといてもらえたけど。人数が少ないと逃げ場もない。先生から名前も覚えてもらえないようなマンモス校にいた第2次ベビーブーム世代の服部くんがうらやましい。

とにかく山陰の秋から冬にかけてのこの暗さはこもって仕事ができます。エッサホイサと仕事をしてます。手仕事の季節です。この窯には出石の土の器もちょっこっと。しっとりした磁器にあがりますように。

 

 

「おもてなしランチ コラボ企画展」 心・静×真泥×菜っぱ

「おもてなしランチコラボ企画展」  心・静×真泥×菜っぱ

2017.10.27㈮~10.30㈪

古いものを大切にする思いは、手仕事の尊さを教えてくれます。
手で形を作り色を重ね細やかに描きこんで。飽くなき美への探究にどれだけの時が費やされたのでしょうか。それは現代の作家さんの手仕事も同じ。一つひとつ丁寧に作られた温かくて包容力のある服部さんの器。精緻な手描きで昔と今を融合させた構図にハッとさせられる村山さんの器。そんなお二人の器と古き時代の輪島塗の漆器に、創作豊かな浅貝シェフのお料理を盛って。少しだけ気持ちを上げる提案のランチを企画致しました。気の合う仲間と佳きひと時をお過ごし頂ければと思います。皆様のお越しをお待ちしております。

ランチ 3,500円 (税込)
10/27㈮ 11:30~12:30  要予約 10席
10/29㈰ 11:30~12:30 要予約 10席

お席が10席までとなりますので、お早めにご予約くださると幸いです。
ランチご予約の連絡先 hitomi.by.releve@docomo.ne.jp 竹中まで
人数と代表者名及び連絡先(電話番号)をメールしてください。
両日とも満席になりました。たくさんご予約ありがとうございます。

Japanese Dining 菜っぱ
豊岡市のはずれで季節のコースをメインにお出しするこぢんまりしたお店です。
兵庫県豊岡市昭和町2-15 ℡0796-22-5072

MUDDY 真泥(マデイ) 期間中展示販売させていただきます。
京都舞鶴にある陶磁器製造工房です。http://muddyblues.com/
在廊日 10/27,10/29

古美術と香木 心・静
〒668-0064 兵庫県豊岡市高屋1042-1
0pen 10:00~18:00
TEL:  09051272187
http://kokoro-sizuka.cool.coocan.jp/
※お車でお越しの際には出来るだけ乗り合わせでお願い申し上げます。

兵庫県豊岡市にある「古美術と香木  心・静」さんでの企画展です。
心・静さんとの出会いはもう6年も前になるでしょうか。
豊岡の出石文化財管理センターのS氏にご紹介いただきました。
出石という地名は知っていたのですが、我が家からこんなに近いとは思っていませんでした。車で1時間ほどです。私が磁器を製作していることもあり、とてもご縁を感じました。
心・静さんは女性のオーナが営む骨董屋さんです。女性ならではの細やかな優しい品ぞろえです。そしてとってもお得なお値段設定です。
私たちのつくる器は、形は今風なのもありますが、技法がほぼ昔と同じなので、風合いが昔のもとと似たような感じで、骨董の品とあわせても相性がいいのです。と心・静さんに言っていただきました。嬉しいです。そんなのを目指してますので。
そしてさらに、城崎で修業をされた豊岡市内の菜っぱさんとのコラボランチを企画して下さいました。菜っぱさんはコースをメインにされている夜だけのお店です。今回は特別にランチをご用意くださいます。
心・静さんの骨董の器やお椀と、真泥の器に菜っぱさんのお料理。なんて贅沢なんでしょう。
この日のために打ち合わせを重ね、現在、器を製作中です。

菜っぱさんのお料理はとても上品で美しいんです。
心・静さんにコラボの企画を提案していただいて、菜っぱさんではじめてお料理をいただきました。こんなことを言ってはなんですが、私たちが払える値段で食事にいくと、うーんこれは我が家でも頑張れば作れるかもと思ったりしてしまいます。でも菜っぱさんのお料理は絶対無理。プロの仕事でした。本当に良心価格で、本気の創作料理でした。
菜っぱさんにご意見いただいて、器の形や色を決めました。釉薬のチョイスが渋い。これまた嬉しいです。器の高さの組み合わせは今までほとんど考えたことがなかったので、とてもためになりました。今までにない器も製作中です。お楽しみに。
気持ちの良いこの季節、どうぞ豊岡や出石の街もあわせて、お出かけください。