娘の通う小学校は全校生徒80人ほど。
PTAの会員数が少ないので、順番がすぐまわってきます。PTAの役は今年で4回目。今年は娘が高学年ということもあり、PTA本部の役員をしています。
この間の日曜日、大会があり講演を聞きに京丹後へ。
午後の部で、京丹後で有機栽培農場を営んでいらっしゃる方が講演されました。
食べ物が人間の身体にとっていかに重要か、そのために地元小学校で、地産地消&有機栽培の野菜を使った給食を提供するために取り組んできたことを紹介されました。
ありがたいことに、この舞鶴の加佐地域でも、高い志をもった農家の方がいらっしゃって、娘の通う小学校でも色々な取り組みをされてます。とっても美味しい給食なんだそうです。
私が育った家庭では、主義ではないけれども、それでも35年以上も前に田舎の暮らしに価値を見出して都会から引っ越してきた家族だったので、食べ物には気を使っていました。私は田舎でぼーっと育ったので、両親ほど田舎暮らしや食べ物に対する熱い思いはないのですが、美味しい、美味しくない、身体が気持ちい、身体がしんどいは何となく直感で感じることができます。
そして料理を載せる器を作っているので、見た目だけでなく、やはり美味しいかどうかも気になります。身体によいかどうかも気になります。
講演で、食品の裏の表示を見てくださいと言われました。見て何かわからないものは危ないです。たとえば、卵粉、イーストフード、乳化剤など。
焼き物は成分を表示する義務がありませんが、真泥の器の成分表示はすべて土、灰、石、です。
昔から私たちの器を使ってくださっている近所の方が、真泥さんの器と他の既製品の器を一緒に使っていると、だんだんほかの器に違和感を感じてくるんです、と言ってもらったことがあります。これは嬉しかったです。
身体に悪いものを使わず育てられた野菜とそうでないものの味の違いが解る子供を育てたいという気持ちをストレートに出すと、なかなかわかってはいてもできない、やらない方からの反発を感じることも多々あるでしょう。でもやっぱりそんな強い思いがなければ、一貫性を持って取り組み続けることはできません。
京丹後にはそんな農家の方がたくさんいらっしゃるのかな。そのうちの一つ。sora farmさん。
キコリ谷テラスというカフェ&野菜直売所もオープンされてます。カフェでは真泥の器も使っていただいています。野菜や食品が地元のものなのだったら、器も地元のものを使いたいと訪ねてくださいました。藁入りの土壁が素敵です。
以前Tokyoであるギャラリーを訪問したとき、約束した時間まで、カフェでお昼ご飯を食べながら時間をつぶしていると、目の前をギャラリーのオーナーがコンビニの弁当をぶら下げて歩いていきました。もしかしたらその日たまたまだったのかもしれませんが、がっかりしたものです。
食と器は本当に深い関係があります。日常生活で食べることは大切にしたいし、食と関わる仕事も積極的に取り組みたいと思います。
今年は忙しくしすぎて、ご飯を作るのを中々楽しめていないので、今回の講演は心に沁みました。
食べることは大事だなあ。やっぱり生活が作るものににじみ出てくるので、日常生活を大事にしないとなあ。楽しまないとなあ。
ちなみにある日の我が家の晩ごはん。この日は服部day。娘が手伝い、準備中。