2020/4 窯

 

2020年初窯。
小物がたくさん。
じっくり丁寧に焼き上げました。
小物がたくさんでなかなか冷めなかったので、2日半冷ましてからの夕方からの窯上げでした。
服部は試験的なものが多かったので、とても楽しみな窯上げ。
あともう一回焼きます。

「かくカクのうつわ 展」 ぶどうのたね(福岡県うきは市)にて

「かくカクのうつわ Web展」
2020年5月2日(土)18時公開~

まるいうつわはございません。
四角、五角、六角、八角、十角…。
さまざまな角のうつわが集まります。
空間にアクセントをもたらせてくれるうつわたち。
どうぞご高覧ください。

参加予定作家
安土草多
伊藤謙一郎
小島鉄平
清水なお子
蝶野秀紀
寺村光輔
服部竜也
村山朋子
盛國泉
矢島操
山崎瞳
和田由記子
※敬称略五十音順

本来はひとつひとつ手にとってご覧頂きたかったのですが、このような状況なのでオンラインストアでの展示会となりました。ご了承ください。
オンラインストアへはぶどうのたねホームページよりSTOREへどうぞ。

 

福岡県うきは市にあるぶどうのたねさんでの企画展です。
本当に素敵なお店なのですが、今回はWeb展になりました。
企画展にむけて、今日は窯焚き中。今年の初窯。(遅っ…)
窯焚きしながら考える。
うきはのお店だけどWeb開催。今は、東京も京都も福岡でももほとんどのお店がWeb展。販売はオンラインショップで。うーん、これは地域差がなくなってくるかも。
真泥の器は薪窯だったり、天然素材の釉薬を使用したり、手描きで絵付けしたりしているので、(もともとあんまり同じものを作ることにこだわっていないのかも)1個1個の個体差が大きく、オンライン販売に向いていないと思っていたのだけれども、さて、どうしましょう。
とりあえずはぶどうのたねさんにおまかせです。
お近くのかたはぜひどうぞ、ではなく、全国の皆様ぜひどうぞ。

 

 

三年たったら世の中はどう変わっているだろうか

なんか今年は、春がはやい。
そして、去年はみなかった花が家のまわりに咲いている。もしかしたら、去年は気づいていなかっただけかもしれないが・・・。
なんか今年は花がたくさん咲いているような気がする。もしかしたら去年の私には見えてなかったのかもしれないが・・。。
日本はいいですね。昔も今も、四季の変化に人の心は癒されます。そんな文化がずっと続いています。

春がはやいなあと思っていましたが、今年も桜の花のもとで入学式ができました。そう思うといつもと一緒なのかも。娘が中学1年生になり、入学式が入学生と保護者だけの小規模で開催されました。息子が通っていた時から時々耳にする校歌でしたが、昨日入学式のときに聞いて、なんともいえない思いになりました。

海から山から 私たちはやって来る
○○中学校で 出会った私たちは仲間
全校生徒がつながり
未来への夢を語り合う
三年たったら世の中は
どう変わっているだろうか

本当に、この子たちが卒業する3年後にどんなふうに世の中は変わっているんだろうか。

それでもコロナさんが花や草には関係ないのでありがたい。野菜にも魚にも関係ないのでありがたい。
冠島から今週2回も飛んできたブリ。ありがとうございます。
タケノコもやってきています。

 

 

 

「フィールドオブクラフト倉敷2020」開催中止のお知らせ

2020年5月16,17日に予定されておりました「フィールドオブクラフト倉敷2020」の開催中止が決定しました。→開催中止のお知らせ

全世界で人が集まるイベントが中止になっています。そしてそれはいつまで続くのか終わりがみえません。毎年楽しみに参加させていただいていたイベントですので、とても残念です。開催者、出展者、参加者みなさん、1年楽しみに準備されていたことと思います。全世界でそんな気持ちの人がいっぱいです。
来年は、無事開催されますように。まだまだコロナさんの混乱の終わりはみえませんが、こんな時にこそ、作り手の私たちはぶれずに、いいなあと思うもの美しいなあと思うものを作り続けていきたいです。

天岩戸神社

さあてこの1か月、何を思うのか色々悩んでおりましたが、やっとなんとなく決まりました。
コロナさんが現実にひしひしとせまってきて、いろんな情報もいっぱいで、自分はどうしたらよいのかフラフラしておりました。どうやらコロナさんというのは長期戦スタイルなようで、ジワジワ耐久力勝負な相手のようです。最初は、かかりたくない、早く過ぎ去ればと思っていましたが、そうはいかないようです。落ち着くまでには数年かかりそうだし、自分もコロナさんにかかる可能性もあります。

子供たちが3月初めから学校が休校になったので、色々大きい予定はなくなってしまったけど、いつも家にいるので、何かと一緒に楽しんでしまっています。
自己分析をしてみると、仕事の予定が減ってホッとしている自分がいます。詰め込みすぎていたのかなあ。子供のことでも、今年はダブル卒入なので予定がいっぱいだったのが少し減ってホッとしている自分がいます。とりあえず、いつも家で仕事をしている我が家、在宅ワークなのでコロナ以前と変わらず。子供たちは休校になって、少し工夫しました。やっぱり野放しにする勇気は私にはないので、犬の散歩やお昼ごはん当番、晩ごはん当番、お風呂当番、片付け当番、決めました。子供二人それぞれの部屋を作りました。日常生活はもしかしたらコロナ以前より、自分たちのペースで楽しめているかも。自分と向き合う良い機会です。

そしてコロナさんにかかってしまって運悪く死んでしまうのは、平気な自分がいます。こんなふうに世界中どうしようもない自然災害のようなものはあきらめがつきます。それより、自分に自信がなくて不安な時のほうが精神的にはとてもきつかった。

しかし、心配なのは収入です。色々イベントが中止になり、お店やさんもお休みになってます。そして、全世界の人がみんな余裕がなくなっている、非常事態です。器は最低限でたります。ちょっと楽しみを潤いをという生活に一体いつなるのでしょうか。かなり先になりそうです。それとも、この器がないと生活できないんです、と言ってもらえるような器づくりをしなければならないのかもしれません。

子供たちがお金のかかる年頃になってきています。頑張って稼いでできるだけのことはしてあげたいなあと思っておりましたが、こうなったら仕方ありません。食べるだけの分はどうにかするので、そのあとは自力で頑張ってもらうしかありません。生きていくためのちょっとした楽しみや喜びを見つける術を磨いていくしかありません。

ということで、今日は車で10分の天岩戸神社。

お隣の大江町には元伊勢さんがあるのです。三重県の伊勢神宮の元です。2000年以上前の出来事です。過ぎてみればコロナさんの数年ぐらい一瞬のことなのでしょう。
それでもそれでも、コロナさんのおかげでもう少し時間の流れがゆっくりになったらいいのになあ。どうにか生きていける世の中になったらいいのになあ。