離れの改装

もう去年になってしまいましたが、2016年は今から思えばたくさんのことをしました。
舞鶴に引っ越して8年目になりますが、晴れてこの原谷の住人となりました。
借家住まいからマイホームに。

まずはじめに、瓦屋さんに頼んで屋根の葺き替え。(宮城瓦店です。本当にお世話になりました。)
そして、離れの大掃除。
たくさんの養蚕業の道具、筵、わらなどなど。
すべて焼き物の釉薬の原料となるわら灰としてストックしました。
この舞鶴の由良川流域の土地は養蚕業で栄えた地域で、この離れも蚕さんのための建物に作られました。(昭和初期)お隣は紺屋さん、その隣は糸屋さんだったそうです。
2階もすっきり。
離れは日当たりのよい、風通しのよい、一番いい場所に建っています。

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下に4部屋、上に4部屋もあります。
最初は2階の屋根裏部屋の床張りから。
父や子供たちに手伝ってもらって。

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そして、1階の真ん中の部屋。
床を張り、差し場を作って在庫置き場としました。
大工仕事も慣れてきました。

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焼き物の仕事の合間をみて少しづつ進めてきました。
そして、年をまたいで、1階の最後の部屋。
障子をとっぱらって、ズドーンと床を張りました。
この部屋には、近所の方にいただいたガラス戸を。
この由良川流域は、ここ数年何度も水害にあい、川辺の家々は、かさ上げ、または引っ越しを余儀なくされました。解体された家からいただいた水害を耐え抜いたガラス戸。
前からはまっていたかのようにしっくりです。

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離れから臨む庭。また違った景色です。
この部屋はお客さんのための部屋になります。
蔵に展示をしていますが、ゆっくりしていただく場所がなかったので、そのために。
今からゆっくり仕上げていきます。

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最後の部屋は私が3割、ほとんどハットリくんが仕上げました。
(私は年末ダウンしていました。)
今になって、やっと気づきました。
去年は本当にたくさんのことをしたのだと。
「どこまで欲深いんだろうと思った。もうちょっと早く気付いてくれたら。」と言われました。

でもでも嬉しいな。私は、家の改装が大好きです。