stay home 2

京都の本当にセンスが美しいSTARDUSTさんに服部の茶入れをご紹介いただいてます。
STARDUSTの清水さんにお会いしたのは4年前。お店にお伺いしてそのこだわりにうっとりしました。とても内から溢れる、清水さんの好きなものを集めたお店です。今はお店はお休み中です。online shopでその世界を楽しむことができます。

 

さてと stay home で私ができたこと。
長編を読む。映画を見る。パンを焼く。家の雑巾がけ。オモチャや衣類の整理。花を生ける。お茶を楽しむ。庭掃除の手伝い。ブログの更新。花入れをロクロで挽く。布団やカーペットの洗濯。ハーブを植える。手縫いマスク。
なんだか忙しくて仕事以外の余裕がなかったのですが、コロナさんのおかげといってはなんですが、時間にゆとりができました。おかげで、気持ちもゆったり。
今日はこどもの日。きれいになった裏庭でバーベキュー。いつぶりだろう。

あまりの暇さに、今日のお昼ご飯を作ると申し出た息子。
手打ちうどんを作ってくれました。ああ、おいしかった。写真はないですが・・・。
そして写真は、おとといの晩ごはん。娘作。赤だし味噌汁。きゅうりとわかめの酢の物。肉じゃが。ヘシコ。子供たちの料理のレベルがどんどん上昇中。
stay homeで、皆さん、お菓子作りや料理、家庭菜園、マスクづくり、楽しんでいらっしゃると思います。頭の中の不安も、なにかに集中するとその時間はふと心配事もよそにいってしまう。自分が集中して楽しめることをたくさん見つけれるといいなあ。

 

stay home

私たちの stay home の日々。

たくさん廃材をいただきました。トラック6回来たかな。白雲窯にも7台持っていってもらいました。以前にも分けていただいたことのある業者さんですが、どこかに引っ越されて連絡がとれなくなってたら、たまたま知り合いが勤めてて声をかけてくれました。社長は料理人でもあるせいか、とてもきれいに解体してあってありがたいです。手前のは茅葺屋根の家だったそう。
100年以上前の手仕事で建てられた家を燃やして、窯を焼かせていただきます。無駄な仕事はできません。

1年越しの釉薬置き場。作業場の横を釉薬や土置き場にしようと、コンクリ打ってから1年たったような。軒は息子が廃材を刻んでトタン屋根を貼ってくれました。我が息子は仕事がキレイ。きっと私に似ずに、お祖父さんかお父さんに似たのでしょう。
今年は鹿さんからアジサイ守るどー。

ちょっとボサボサの庭ですが、今からキレイにします。縁側が気持ちい今日この頃です。冬の間にうっちゃっていた家の中、外の掃除。気持ちいい。キレイになるとほんとスッキリします。ニュースでstay homeで家の掃除をする人が増えて、ゴミの回収が大変だとありました。ごめんなさい。うちもです。子供たちが節目の年なので、私も子供のオモチャを処分して、子離れのステップをひとつ。

この間の窯。服部作。舞鶴はシャガが満開。

この間の窯。私の気に入ったあがりのもの。
この間の窯はじっくり焼いたせいか、季節のせいか、還元がきれいでした。今年はやわらかい雰囲気がいいなあ。

子供たちもstay home。中1女子と高1男子です。
私は親の役割が苦手だし、教えることも苦手だし、子供たちは生まれた時から、素晴らしいなあと思う多くの皆様にお任せでここまで育ててもらいましたが、今は stay home。他の人に頼れない。
とりあえずは、家事当番にたくさん入ってもらってます。二人に昼ごはん週1、晩ごはん週1。(ってことは、服部当番もあるし、私は週2しか晩ごはん作らなくっていいのか。)そして片付け、犬散歩、フロ掃除、洗濯。一番楽になるのは誰だ?私です。
写真は娘の家庭科の宿題「お弁当をつくる」。ミートボール、卵焼き、ポテトサラダ、ミニトマト、おにぎり。確実に私が子供の時より二人とも料理が上手です。
そしてそのあとは・・・。もうどうしたらいいのか分からない。あとは子供たちの気持ち次第。これ以上は、育てることに向いていない私には無理です。

コロナ前から 在宅ワークの我が家。親の働きぶりは子供に見られてます。そんなイバレルものでもない。子供からしたら前から知っているので、幻滅もないのだろうけど、なんとなく子供がはやく大人化していっている気がします。個人次第の時代なのかも。

 

 

 

 

三年たったら世の中はどう変わっているだろうか

なんか今年は、春がはやい。
そして、去年はみなかった花が家のまわりに咲いている。もしかしたら、去年は気づいていなかっただけかもしれないが・・・。
なんか今年は花がたくさん咲いているような気がする。もしかしたら去年の私には見えてなかったのかもしれないが・・。。
日本はいいですね。昔も今も、四季の変化に人の心は癒されます。そんな文化がずっと続いています。

春がはやいなあと思っていましたが、今年も桜の花のもとで入学式ができました。そう思うといつもと一緒なのかも。娘が中学1年生になり、入学式が入学生と保護者だけの小規模で開催されました。息子が通っていた時から時々耳にする校歌でしたが、昨日入学式のときに聞いて、なんともいえない思いになりました。

海から山から 私たちはやって来る
○○中学校で 出会った私たちは仲間
全校生徒がつながり
未来への夢を語り合う
三年たったら世の中は
どう変わっているだろうか

本当に、この子たちが卒業する3年後にどんなふうに世の中は変わっているんだろうか。

それでもコロナさんが花や草には関係ないのでありがたい。野菜にも魚にも関係ないのでありがたい。
冠島から今週2回も飛んできたブリ。ありがとうございます。
タケノコもやってきています。

 

 

 

天岩戸神社

さあてこの1か月、何を思うのか色々悩んでおりましたが、やっとなんとなく決まりました。
コロナさんが現実にひしひしとせまってきて、いろんな情報もいっぱいで、自分はどうしたらよいのかフラフラしておりました。どうやらコロナさんというのは長期戦スタイルなようで、ジワジワ耐久力勝負な相手のようです。最初は、かかりたくない、早く過ぎ去ればと思っていましたが、そうはいかないようです。落ち着くまでには数年かかりそうだし、自分もコロナさんにかかる可能性もあります。

子供たちが3月初めから学校が休校になったので、色々大きい予定はなくなってしまったけど、いつも家にいるので、何かと一緒に楽しんでしまっています。
自己分析をしてみると、仕事の予定が減ってホッとしている自分がいます。詰め込みすぎていたのかなあ。子供のことでも、今年はダブル卒入なので予定がいっぱいだったのが少し減ってホッとしている自分がいます。とりあえず、いつも家で仕事をしている我が家、在宅ワークなのでコロナ以前と変わらず。子供たちは休校になって、少し工夫しました。やっぱり野放しにする勇気は私にはないので、犬の散歩やお昼ごはん当番、晩ごはん当番、お風呂当番、片付け当番、決めました。子供二人それぞれの部屋を作りました。日常生活はもしかしたらコロナ以前より、自分たちのペースで楽しめているかも。自分と向き合う良い機会です。

そしてコロナさんにかかってしまって運悪く死んでしまうのは、平気な自分がいます。こんなふうに世界中どうしようもない自然災害のようなものはあきらめがつきます。それより、自分に自信がなくて不安な時のほうが精神的にはとてもきつかった。

しかし、心配なのは収入です。色々イベントが中止になり、お店やさんもお休みになってます。そして、全世界の人がみんな余裕がなくなっている、非常事態です。器は最低限でたります。ちょっと楽しみを潤いをという生活に一体いつなるのでしょうか。かなり先になりそうです。それとも、この器がないと生活できないんです、と言ってもらえるような器づくりをしなければならないのかもしれません。

子供たちがお金のかかる年頃になってきています。頑張って稼いでできるだけのことはしてあげたいなあと思っておりましたが、こうなったら仕方ありません。食べるだけの分はどうにかするので、そのあとは自力で頑張ってもらうしかありません。生きていくためのちょっとした楽しみや喜びを見つける術を磨いていくしかありません。

ということで、今日は車で10分の天岩戸神社。

お隣の大江町には元伊勢さんがあるのです。三重県の伊勢神宮の元です。2000年以上前の出来事です。過ぎてみればコロナさんの数年ぐらい一瞬のことなのでしょう。
それでもそれでも、コロナさんのおかげでもう少し時間の流れがゆっくりになったらいいのになあ。どうにか生きていける世の中になったらいいのになあ。

 

へしこ仕込み

梅が満開です。よい香り。

食べ物ネタが続きます。
今年もヘシコを仕込みました。
生の魚が、常温で夏も通り越して熟成され、8か月後に美味しくなるのがとても不思議です。

さあて、色々と予定がくるってきておりますが、内心ちょっと嬉しい私です。家にこもるの大好きです。春は卒業式やら旅行やらイベントやらなんやら予定がいっぱいで、仕事はどうなるんだろうと、ちゃんとできるのだろうかと焦っておりましたが、うん、すべてシンプルになった。ホッとしている自分がいます。いきなりの休校でワンワン泣いていた6年生の娘よ、すまぬ。自分が子供だったら、うひょーラッキー!と思ってただろうな。
それにしても、なんだか時代の変わり目な気がします。来年の今頃も焼き物を作っていられるのでしょうか・・・。

 

 

 

 

味噌仕込み

服部が図書館から借りてきました。

東京育ちの私の母はいつから自分で味噌を仕込んでいたのでしょうか?
なんとなく子供のころ味噌玉を丸めて樽にぶち込んでいたのを思い出します。
18になって一人暮らしを始めてから、そのあと精神的に母と疎遠になり険悪になった時も、味噌やら畑の野菜やら定期的に送られてきました。ムカつきながらも捨てられず、美味しいといただきました。
11年前に舞鶴に引っ越してきてから、食物定期便が直で(車で15分)頻繁に届くようになりました。味噌は自分達で仕込みたいと思いながら、日々の生活に組み込めず、母のをいただけるのでフフーンとしておりましたら、今年は麹は作ってあげるから青大豆の美味しそうなのがあったから、自分達でしてみたら、と。
愛犬マロの散歩に行っている間に服部が味噌樽を用意してくれていました。ううん?臭い。ハイター臭い。えっ?私は耳は悪いけど、鼻は敏感です。臭いの無理。除菌って麹菌も死んでしまうのでは?焼き物お直しのも漆にこだわってたのに? バトルしてから、菌いっぱいそうな布巾で樽を拭いて仕込みました。大豆を潰すのは職業柄、真剣。うまくいくかしらん?

私の母の母、つまり祖母は長崎五島列島の出身です。おいしいものが大好きでした。秋田出身の祖父は毎日晩酌のお供に刺身を食べてたけど、五島の祖母は東京の生魚は美味しくないのでなし。祖母の五島の妹も美味しいのに敏感な方でした。舌は3代といいます。
私はそんなに味に敏感ではないけれど、食べるのが好きです。服部の「晩御飯食べにくる~?」に見事に引っかかりました。

「仕込みもの」、辰巳さんの歳をとればとるほど熟成された仕込みものの旨みがたまらない、の言葉が染みてきます。これも代々美味しいものを追求してきた祖母、母のおかげかもしれません。胃袋をつかまれるとnoが言えません。

 

 

 

ひたむきさんの酒器展 ありがとうございました。

随分と日にちが経ってしまいましたが、年を越して開催されておりました京都ひたむきさんでの「華やぎの酒器展」にはたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。お陰様で昨年製作分は出し尽くしました。が、なかなかお正月の休みモードから抜け切れず、そろそろエンジンをかけていきたいところです。

正月早々、ご近所さんから大量の魚いただきました。ご近所さんは漁連に勤めてらっしゃるのです。
好きなだけとってええで。
ホンマですか。(でも捌くの大変やしなあ。心の声。)でもサバも、カマスちゃんもイワシも。
イカ、ボンが好きなんちゃうん。アジも大きいんとんなん。
ありがとうございます。欲張りました。

忘れてた!そういえば、我が家には恥ずかしながら出刃包丁がなかったのですが、今年のヘシコ仕込みのため、年末に京都有次で出刃包丁を手に入れたばかりだった!
おう、切れ味を試してみるチャンスではないですか。
うん、全然違う。オモシロい。動画のように捌けます。
中3受験生息子も、どれどれ、スゲエ。
いやあ道具がいいっていうのは大事ですね。
サカナカモンです。

 

 

 

 

2020年、あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
今年の初詣は天橋立、籠神社と智恩寺。
京都丹後鉄道で神崎駅から天橋立まで。智恩寺から籠神社まではレンタサイクルで片道3.6キロ。とっても気持ちがよかったです。

お節は、おばん菜カツヤで。
器も新作たくさん使ってみました。楽しいかも。
12月の自宅展のとき手伝ってくれた娘に「好きなん(器)あげる。」と言ったら、「ほんまに!どれでもいいん!ダメなやつじゃなくて、売ったるんから選んでいいん!」と喜んでくれたのにちょっと嬉しびっくり。そうだよねえ、我が家で使うのは失敗作ばかりで、選んだりしたことなかったもんなあ。

今年も、去年以上に予定がびっしりで、新年早々ちょっと不安な私。今年はあまり欲張らず、できることをシンプルにゆこうと思います。
服部は、今年はちょっと新しい面白そうな仕事がいくつかありそうで、楽しみ。おばん菜カツヤにも期待です。

今年も、焼き物仕事と日常を大切に生活したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

2019年、ありがとうございました。

2019年も終わろうとしております。
お世話になった方々、ありがとうございました。

今年も駆け抜けた一年でした。
いつもギリギリのスケジュールの中、窯焚きの日の天候にも恵まれ、どうにか一年の予定を無事終えることができそうです。
家の掃除がおろそかだったので、久しぶりに気になっていたところを掃除して、ほんの少しスッキリです。やっぱり、1年の終わりに掃除をするとよい気分になれます。私はまあ今でもですが、片づけられない子供で、掃除も好きではなかったのですが、二十歳のとき西表の民宿で働いていたときに掃除の仕方を教えてもらい、掃除したあとの満足感というものを初めて感じました。あの汗だくになってきれいにする気持ちよさ。懐かしいです。
空気が凛としているところは、次元が違うと思います。(我が家は無理ですが、少しでも…。)

一年の締めくくりにお礼の言葉を、写真をもと思いながら、なかなか雑用で写真も撮れず、カメラに入っている写真で使えそうなのを、と思ったら、我が家の犬マロが本を読んでるではありませんか。誰が撮ったんだろう。何を隠そう我が家は本好きです。私は読書は毒書だと思っているので、子供たちにも本を読んであげたことは最小限だったし、図書館大好きな娘はなるべく阻止しようとしているのですが、血は争えない。そういう私も正月前には図書館で司馬遼太郎の長編を借りてきて準備万端です。来年大河ドラマで明智光秀が主人公だと知って、テレビは見ないくせに、舞鶴近辺にゆかりの深い明智光秀公の本を借りてきて、細川ガラシャや幽斎くん、はまってます。

どうぞ皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。

 

 

 

 

 

 

 

御礼3

皆さま、よいクリスマスをお過ごしですか?

12/7(土)~25(水) 京都おうち   (京都市)で開催されておりました「クリスマス&迎春の準備展」が今日で終わりました。
18日にの午前中にお伺いしたのですが、タブレットの使い方がわからず、画像なし。
かわりに店主の田中千恵さんのこの季節にお客様にいつもお渡しされるクリスマスカードを。
おうちさんに行くと、本当にお客様に愛されているお店だなあと感じます。
田中さんのご夫妻ともに、いつもこんなに暖かな心でお客様に接していらっしゃるのが伝わるのでしょう。午前中のほんのわずかなひと時でしたが、田中さんご夫妻とお客様ととても楽しい時を過ごさせていただきました。
会期を通して本当にたくさんの方にお越しいただき、お買い上げいただき、本当にありがとうございます。舞鶴は北の端ですが、それでも京都は地元だなあと、昔から応援して下っているお客様がたくさんいらっしゃるのでありがたいなあと感謝しております。

 

京都でのもうひとつの企画展12/11(水)~2020/1/5(月) ギャラリーひたむき   (京都市)
「華やぎの酒器展」はまだまだ開催中です。おうちさんに行けなかったかたはぜひどうぞ。

このところブログも面白いネタもなく、宣伝ばかりですみません。
秋は行事が盛りだくさん。子供の行事も盛りだくさん。12月の展示に向けて仕事も盛りだくさん。9,10,11,12月とほぼほぼ週末予定が埋まっていました。
どうにか今年も乗り切れそう。でもでも、こなすだけの日常はどうにかしたい。

秋にはHolyさんとMallow さん に絵付けに来ていただいたりもしました。ゆっくりお話しお聞かせいただいて、絵付けもして、暖かなよい日でした。
おうちの田中千恵さんもですが、私より少し先輩です。そして少し子育てが落ち着いて、ご自分の好きなことをベースにお仕事にされています。とてもパワーがあって個性的。温かく優しく面白い。
私は仕事優先というタイプだったのに、子育てをすることになり、それでも子育て面白いぞと思い、仕事もゆっくりでもいいやと思いきかせながら、じわじわとやってきましたが、皆さんとお話しして、仕事も子育ても結婚も家庭も関係ないのだと思いました。それまで自分の人生の出来事に色々工夫しながら一生懸命に向かい合ってきたかが、にじみ出てくるものなんだなあと。いまさらどうにもできない年齢ですが、これからも真摯に向き合っていきたいと思います。
ちょっと先のこんな風になりたいなあと思う女性がいるのはとても幸せなことです。