この冬は舞鶴の上空を雪雲は過ぎ去っていたのですが、やっぱりやってきました。今日は30センチくらいでしょうか。まだまだ降り続いています。
娘と夫がインフルエンザになり、なぜか毎年風邪もひかない私は(馬鹿は風邪をひかぬといいます。)なんとなく損した気分になりながら、雪かきを一人で楽しんでいます。この雪のシンとした感じ、ひと冬に一度は味わいたい。
さて、焼きもんやとしては恥ずかしながら、今さら、土鍋ごはんデビューしました。数年前に1250度でも焼ける土鍋土を多治見の土本さんにわけてもらって、服部が土鍋を作りはじめました。作ったからには煮込み鍋、ポトフ、おでん、肉じゃが、ロールキャベツ、色々活用しています。土鍋ご飯は、服部はもうとっくに前から炊いていたのですが、私は難しそうだなーと敬遠していました。親からもらった上等な炊飯器が壊れて、とりあえずは安い炊飯器を買ったのですが、ご飯がまずい。特に冷ご飯がまずい。仕方がない、土鍋を使ってみるか。これが意外と適当、簡単、早い。ご飯がおいしい。
北欧の冬がどんなだかは知らないけれど、山陰の太陽の光をみない日が数か月も続いたようなものなのかもしれません。そんな日が続くとやっぱり、快適な家の中で手仕事に勤しむのが、一番の楽しみになります。私の綾部の親の家の向かいのおじさんは、若いころは農閑期の冬に自分が着る着物の生地を機で織っていたそうです。北欧や冬の長い地域で手仕事が盛んになるのがわかるような気がします。
服部がインフルエンザで寝ている間に、我が家の犬マロは、家に作業場に進出してます。だって外は寒いんだもん。薪ストーブのそばでウットリしているマロを見ながら仕事をしていると、幸せだなーと思います。
雪の日、炊きたて土鍋ご飯、薪ストーブと犬、寒い冬の日のささやかな楽しみです。