ギャラリー直向「村山朋子展」 ありがとうございました!

京都ギャラリー直向さんでの「村山朋子展」が終わりました。会期中お越し下さった皆様、気にして下さった皆様、ありがとうございました。ひたむきさんでは初めての個展、私の人生においては2回目の個展。一人はやはり不安で、まだまだトータルで構成できません。必死です。なんとか無事終わりホッとしました。
在廊中に我が家とは違う場所で、自分の作ったものをゆっくり眺め、スタッフの方とお話ししながら、なんだか自分の次に目指すところも見えてきました。仕上げが雑ですね。形が悪いですね。ろくろも少しはひけるようになってきたので、もう少し形重視でいきましょう。目指すは白磁でも勝負できるところまで。絵付けはやはり描き込んだものが人気なようなので、描き込んでもしつこくない柄を考えねばです。手間ひま惜しまずですね。精神状態も重要です。
焼き物を仕事にすると決めた時から、今の様な生活をしたいというか、なぜだかできると思い込んでいましたが、あらためて思うと、ありがたいことなんだな。ひたむきさんにはハットリくんのおまけの様な感じでろくろもろくにひけない頃から、たくさんチャンスを与えていただいて、それに取り組むことで成長させていただきました。
さて、今回つくづく感じたこと。私が作ったものを日々使って下さっている方は、毎日器を通して私のことを感じてくれている。しかし、作り手はお客さんに会うのは購入していただいたその時だけ。それも直接お会いしたときだけ。作り手の顔が見える関係というのは目指しているところなのだけれども、いつも私という人間が問われるような気がして、こんな私でもよいのかな。焼き物よりも何よりも人間性を高めたいと思うのでした。