sizukuさんでの「服部克哉村山朋子二人展」ありがとうございました。

堺のsizukuさんで、開催されました「服部克哉村山朋子二人展」には、多くの方にお越しいただきありがとうございました。また期間限定の web shop にもたくさんご注文いただきましてありがとうございました。
大阪では初めてでしたし、sizukuさんでもはじめての二人展だったので、不安でいっぱいの展示会でしたが、皆様に楽しんでいただけたようでホッとしています。
お店や地域によってお客様の好みも違うので、そこを想像しながら作ったり選んだりするのが楽しみなのですが、はじめての場所だと手がかりがなく、sizukuさんのアドバイスを参考にしながらといった展示会でした。
お陰様で、得ることも多く、感じることも多い展示会でした。

服部と娘は堺の街観光も。
堺は歴史的にもとても興味深い街ですし、そして河口慧海さんの出身地。そんなところも惹かれます。

さて舞鶴の真泥の今日は原点回帰です。
有田から舞鶴へ引っ越して、色々な能力の限界があって、できることからやってきましたが、
一歩一歩行きます。

焼き物は土。

舞鶴へ引っ越して10年が過ぎようとしています。
次の10年、深めていきたいです。

 

2019年、あけましておめでとうございます。

2019年、あけましておめでとうございます。

今年はいつもの天橋立に飽きたと子らが言うので、峰山の金比羅神社に参りました。
雪の曇天続きの山陰でしたが、元旦はありがたいことに日が差しました。

今年もお節は服部担当。
私にとってはうれしいことに、服部の料理熱が高まってきています。
小学生のころ、テレビの料理番組が好きだったそうです。
自分が作ったお皿に自分が作った料理を盛り付けて、また次のアイデアが。

私は、年末年始関係なくだらだらと仕事を。
相方のおかげで正月気分をどうにか味わってます。
それでも、色んな人と会えたお正月でした。
日々の生活と仕事をこなすのに精一杯の毎日ですが、家族やつながりのある方々のおかげでいろんな経験をさせていただいています。

私の今年の一番の目標は、水墨画教室に復帰することです。
半年ほどお休みして、感じました。
今の私にとって唯一、自分自身のために続けられそうなことは水墨画教室。

思春期の子供たちは全開で自分の興味あることを追及してきます。
その時期の思いは一生を通して大事な欲求です。
そしてその気持ちにこちらも刺激を受けます。
自分を思い出すきっかけです。

2,019年の真泥の予定です。
展示会のほか、新しいご縁もいただいております。
またご紹介させていただきます。
もう少しイベントなど増える予定です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2019/2/9(土)~16(土)
「服部克哉 村山朋子 二人展」
うつわと暮らしの道具 sizuku (大阪府堺市)

2019/6
「染付の器」企画展 (村山朋子)
ぶどうのたね (福岡県うきは市)

2019/6
「MUDDY展」
flower house fbomh (兵庫県三田市)

2019/8
企画展(服部克哉)
ギャラリーひたむき(京都市)

2019/9
「MUDDY 真泥 村山朋子 陶展」
日本玩具館 プラスワンギャラリー (岡山県 倉敷市」

2019/12
MUDDY 服部 克哉 村山 朋子 陶展
MAISON UN JOUR メゾン アンジュール   (静岡市)

2019/12
MUDDY vol.10 (京都府 舞鶴市)

2019/12
企画展(村山朋子)
ギャラリーひたむき(京都市)

 

 

今年一年、ありがとうございました。

暖かかった今年も、しっかり冬がやってきました。
毎日雪の舞鶴です。

今夜は、子供たちが通う地元のバドミントンクラブの今年最後の懇親会練習に私も参加させていただきました。子供たちとダブルスの試合。身体がすでに痛いです。
この子供が少ない地域で、バス通学で、身体も心も弱虫の息子にこのままではいけない、何かスポーツをと思っていた時に、ご近所さんに教えていただいた唯一地元にあるスポーツクラブ。
近いし、気軽な気持ちではじめましたが、それがすごいクラブでした。
親が子供に何かスポーツをと思いはじめたクラブなんだそうです。経験者もなく手探りで一歩一歩積み重ねてこられました。クラブ会員数が10人前後です。それでも中には全国大会に出場するような選手もいました。我が家の子供たちは、そこまでは全然ですが、それでもハイレベルの技術に触れ、日々の努力と頑張ることの大切さを実感することができました。

私は子供の時に、何も見つけられなかったから、いつももっと早く気付いていればと思う気持ちがあります。それと同時に、何も見つけられなかったから遠回りして色々な経験ができたのかもしれないとも思います。
けれども自分が親になったら、わが子には、やっぱり自分の特性にはやく気づいてほしい。そして努力してほしいと期待してしまいます。自分の身体を知ることは大事。そして私ができることは、すごいなあと思う人に子供たちを教えてもらうこと。

やっぱり我が家はスポーツ系ではなく、図工や音楽が好き。
息子の図工に対する責任感のある態度にびっくりして、最近、美術教室に通うようになりました。妹も行きたいと言い始めました。
私はこんな仕事をしているけれど、芸術系美術系とは無縁なので新鮮です。
ゆったり、自分の気持ち、やりたいことに向き合う機会を作ってくださいます。

ああ、今年は子供たちに費やす時間が多くて、あとは仕事。
今年のはじめに思った「丁寧に暮らす」という目標は、すっかり忘れてしまっていました。
そういう時なのかな。

今年は本当にたくさん仕事をさせていただきました。直観もセンスも技術もない私は、手を動かしたくさん器を作ることが次につながります。
今年一年、お世話になった皆さま、応援してくださった皆さま、ありがとうございました。

 

 

 

静岡unjourでの 「MUDDY 服部 克哉 村山 朋子 陶展」  ありがとうございました。

静岡unjourさんでの「MUDDY 服部 克哉 村山 朋子 陶展」にお越しくださった皆様ありがとうございました。毎年1度の楽しみにしてくださっている方が多く、本当にありがたいかぎりです。今回も東舞鶴のfon dinさんもご一緒に。美味しそうですね。

私はいつも留守番なので、服部のみやげ話を楽しみにしています。
静岡出身の服部ですが、実家がなくなったのでなかなか一緒に静岡に行く機会もなくなったのですが、今年の春に私にとっては本当にお久しぶりにunjourさんへお伺いすることができました。
やっぱり直接お会いしてお話しするのは楽しいですね。
なので、今年は色々とお店の様子をいろいろと想像しながら、話を聞きました。

今年もスッキリ、パワーをいただいて帰ってきました。

 

 

 

MUDDY VOL.9 ありがとうございました。

MUDDY VOL.9 が終わりました。
本当にたくさんのご来場ありがとうございました。
最初の時から応援してくださっているご近所さん、多くのリピーターさんにお越しいただき感謝の気持ちでいっぱいです。
自宅を開放しての展示は生活をしながらなので、掃除や準備が大変です。私たちにとってはありのままをさらけ出すので、ちょっと恥ずかしいような気持ちもあります。けれど、自宅や窯や仕事場を見ていただくのは、自分たちを律する一年に一度の大事な機会となっています。一年一年を大切に積み重ねていきたいと思います。

さて、静岡 MAISON UN JOUR さんと 京都 おうち さんでは、まだまだ展示会真っ最中です。12月11日は村山がおうちさんへ、12月15,16日は服部がun jourさんへ参ります。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 

MUDDY VOL.9 はじまりました。

MUDDY VOL9 はじまりました。
1年に1度の楽しみに思って下さって、お越しいただきました皆様ありがとうございます。
明日、明後日まで開催しております。
暖かくしてお待ちしております。

「MUDDY VOL.9」
2018/12/7,8,9 (金,土,日)
10:00AM~17:00PM

〒624-0124 京都府舞鶴市桑飼下142
℡0773-60-1096
http://muddyblues.com/

 

 

 

 

 

お礼

加古川市のmoiさんでMUDDY展が昨日で終わりました。
お越しくださいました皆様ありがとうございました。
最終日は「豆皿に絵付け」のワークショップを開催していただきました。
ご参加くださった皆様ありがとうございます。焼き上がりを楽しみにお待ちください。

今回もカメラを忘れ、画像はmoiさんのをお借りして。
こんな雰囲気でした。
色々なお店で展示していただいて、見え方もお客様も色々で、いつも新しい発見があります。

ちょうど加古川市では「街角アートミュージアム」というイベントが開催中で、moiさんの奥の部屋では”the caves” の藤野翔真さんが展示されていました。
ミュージシャンでもあり、絵(ではないものも)描きでもある、表現者でした。眺めているだけで何かを感じさせてくれる絵でした。その後ご本人もいらっしゃって、歌も歌っていただきました。
よかったなぁ。やっぱり自分の心の声を聞いて、それを表現せずにはいられない方に惹かれます。抑えても抑えられても、あふれ出てくる。若いときは特に自分の声と心底向き合う経験が後々の人生の大きな拠り所にもなるんだなあと思います。中2の息子が彼と会えたのが嬉しかったです。

 

この秋冬の展示会の前半が終わりました。
横浜のMWL STOREさん、加古川のmoiさん、その土地でそれぞれに素敵なお店をされています。お店に行って、お客様とお話しして、その土地の雰囲気を感じて、ああ、皆ここに住んで器でご飯を食べて毎日を送ってらっしゃるんだなあと思うととても不思議な気分になります。
私たちは舞鶴にいるけれど、器は本当に色々なところへ行って、皆さんの生活の本当に深いところまですっと入り込んでいるんだなあと思うと器ってすごいなあと思います。

ゆっくりこんな素敵な余韻に浸っていたいところですが、また再来週は窯たきです。
作っても作ってもまだまだ飽きることがないのがありがたいです。

 

 

 

娘の通う小学校は全校生徒80人ほど。
PTAの会員数が少ないので、順番がすぐまわってきます。PTAの役は今年で4回目。今年は娘が高学年ということもあり、PTA本部の役員をしています。
この間の日曜日、大会があり講演を聞きに京丹後へ。
午後の部で、京丹後で有機栽培農場を営んでいらっしゃる方が講演されました。
食べ物が人間の身体にとっていかに重要か、そのために地元小学校で、地産地消&有機栽培の野菜を使った給食を提供するために取り組んできたことを紹介されました。

ありがたいことに、この舞鶴の加佐地域でも、高い志をもった農家の方がいらっしゃって、娘の通う小学校でも色々な取り組みをされてます。とっても美味しい給食なんだそうです。
私が育った家庭では、主義ではないけれども、それでも35年以上も前に田舎の暮らしに価値を見出して都会から引っ越してきた家族だったので、食べ物には気を使っていました。私は田舎でぼーっと育ったので、両親ほど田舎暮らしや食べ物に対する熱い思いはないのですが、美味しい、美味しくない、身体が気持ちい、身体がしんどいは何となく直感で感じることができます。
そして料理を載せる器を作っているので、見た目だけでなく、やはり美味しいかどうかも気になります。身体によいかどうかも気になります。
講演で、食品の裏の表示を見てくださいと言われました。見て何かわからないものは危ないです。たとえば、卵粉、イーストフード、乳化剤など。
焼き物は成分を表示する義務がありませんが、真泥の器の成分表示はすべて土、灰、石、です。
昔から私たちの器を使ってくださっている近所の方が、真泥さんの器と他の既製品の器を一緒に使っていると、だんだんほかの器に違和感を感じてくるんです、と言ってもらったことがあります。これは嬉しかったです。
身体に悪いものを使わず育てられた野菜とそうでないものの味の違いが解る子供を育てたいという気持ちをストレートに出すと、なかなかわかってはいてもできない、やらない方からの反発を感じることも多々あるでしょう。でもやっぱりそんな強い思いがなければ、一貫性を持って取り組み続けることはできません。

京丹後にはそんな農家の方がたくさんいらっしゃるのかな。そのうちの一つ。sora farmさん。
キコリ谷テラスというカフェ&野菜直売所もオープンされてます。カフェでは真泥の器も使っていただいています。野菜や食品が地元のものなのだったら、器も地元のものを使いたいと訪ねてくださいました。藁入りの土壁が素敵です。

以前Tokyoであるギャラリーを訪問したとき、約束した時間まで、カフェでお昼ご飯を食べながら時間をつぶしていると、目の前をギャラリーのオーナーがコンビニの弁当をぶら下げて歩いていきました。もしかしたらその日たまたまだったのかもしれませんが、がっかりしたものです。

食と器は本当に深い関係があります。日常生活で食べることは大切にしたいし、食と関わる仕事も積極的に取り組みたいと思います。
今年は忙しくしすぎて、ご飯を作るのを中々楽しめていないので、今回の講演は心に沁みました。
食べることは大事だなあ。やっぱり生活が作るものににじみ出てくるので、日常生活を大事にしないとなあ。楽しまないとなあ。

ちなみにある日の我が家の晩ごはん。この日は服部day。娘が手伝い、準備中。

 

 

 

 

「MUDDYとwood work olior.がつくるもの」 2018.6.22 fri -7.1 sun 兵庫県三田市 flower house fbomh にて 明日からです!

明日からです! が、
なんということ。カメラを忘れてしまって・・・。

本当に素敵な店内なんですけど。
佑季さんのこけし蓋物もとっても素敵だったんですけど。
詳しくはこちらをどうぞ、
https://www.instagram.com/fbomh_official/?hl=ja
https://www.instagram.com/w.w.olior/?hl=ja

そして、東急ハンズ名古屋店9Fでの 「 陶磁器製造工房MUDDY真泥(までい)『夫婦展』」にお越しくださいました皆様、ありがとうございました。もう一度、焼き物に焦点を当てて東海地方へ訪れてみたいと思います。思えば私の父と母は瀬戸窯業訓練校で出会ったそうな。

そして、“MUDDY BLUE” 2018/6/16(sat)~6/24(sun) 横浜市puento puentaにて開催中です。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

そうこうしている間に大阪で大きな地震がありました、
鈍感な私でも感じるくらいの揺れが舞鶴でもありました。
焼き物は割れてしまうので、地震となるととても心配です。
被害にあわれたかたにお見舞い申し上げます。
2年前に熊本で大地震がありました。その時は焼き物やとしてどうしようか、何ができるかうろたえました。個人的にできたことは知り合いに器を送ること。
そして熊本のうつわやさんにお見舞いの言葉を送ること。
その時の熊本のうつわやさんの心意気と、熊本の友人の前を向く気持ちの強さにこちらが背中を押してもらったようでした。
こんな地震が多発する日本で、割れてしまう焼き物の文化が発達したのはなぜなんでしょう。壊れるものだからこそ、はかない日常だからこそ、それを楽しむこと、大事にすること、それの積み重ねが生きる楽しみ喜びに結びつくんだと思う気持ちなのでしょうか。なくなるものだからこそ丁寧にする。
私たちの器がそんなきっかけに少しでもなるんだったら、どんなに嬉しいことでしょう。
いつもいつもそんな大きなことを思いながら製作してるわけではないけれども、こういう大きな出来ごとが起こると、何が大事かを考えます。
なにも残らないけど、大事なこと。

 

2018/6  窯記録

 

今回の窯は優しい感じ。
窯の中が安定してなかったのか、酸化気味のあがりの器も。
釉薬も少し厚めだったかも。
九州から購入していた釉薬のための灰がもう生産されなくなったそうで、白色の釉薬に代わるものを見つけなければなりません。試しに購入してみたカシ灰というのが、緑がかった透明にあがって、これはこれでとても好き。また絵柄のバリエーションが増えそうです。とりあえずは、白色にあがる灰は、知り合いのストーブの灰を使います。手間もかかるし、安定しないかもしれないけど、仕方ない。

服部のルリ釉、火立てのすぐ上あたりに入れたもののあがりが素晴らしかったです。こんな青はなかなかとれない、貴重な青。きっとフボーさんに持って行きます。