窯焚いてます。

20日まで開催されていた、東急ハンズ名古屋での「往く季節、迎える季節」にお越しくださいました皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました。中々、出かけにくいこの時勢に、器を通じて皆様にお会いできて嬉しいです。本当に器って不思議です。何万年も前から、土を捻って形をつくり、焼くという作業は変わりません。そして、きっと昔から、この形が使いやすいだの、このお皿はお気に入りだなどと言いながら、料理をしたり、ご飯を食べたりしていたんだろうと思います。そしてすっと、毎日の生活に入り込んでいく。

さて、前回の窯焚きから一ヶ月も立ってないのに、また窯焚いてます。一ヶ月で、一窯分の製作&絵付けは初めてです。夜頑張れなくなったので、早起きして頑張りました。この一ヶ月で、朝起きたら明るかったのが、暗くなりました。季節の変わるのを感じます。

 

2020/8窯

去年、忙しくて梅干を作らなかったら、1年梅干しが恋しくて恋しくて。今年は忙しくても絶対梅干し漬けるぞ、と思っていたら、たくさん梅をいただきました。全部で8キロくらいかな。ずーっと晴れだし、いつでも大丈夫とと思って、ちょこちょこダラダラ今日も干してます。

近所のみんながあの日は暑かったという3日前、残酷暑の中、窯焚きをしました。
今日は子供の中学校の美化作業だけど、アルミ缶回収だけ参加して、グランドの草引きは相方に任せて、一人で窯出し。
まず蓋を開けて、ざーっとみる。
おっ、いい感じだというのをとりあえず見つけます。
この瞬間が一番楽しい。

豆皿箸置、駆馬柄かわいいかも。
服部の青まきは今回しっとり。御本手のほのかなピンクが夕焼け前の空のよう。
公民館の陶芸教室の作品もいい色。

さて、今回は暑かったけど余計なことはせず、集中して丁寧に焼いたので、還元も釉薬の溶け具合もとろんといい感じです。地味に新作たくさんアリです。相方に今回女子力高めだねと言われました。私もようやく女子と認めてもらえたのでしょうか。

今回のお気に入り。

最後に、あ~、釉薬全部流れてしまったー。プラマイマイナスの気分の窯上げとなりました。
いつか、いつか、よっしゃー100点という窯上げをしてみたい・・・。

今から、9/5(土)~9/20(日 )に東急ハンズ名古屋店9F 時トクラス(名古屋市) さんで開催していただく催事の器を選びます。秋柄、多めです。

 

 

集中力

最近のお気に入りの場所。ハンモックでゆらゆら。ピザ窯には屋根もできて、周りにはウッドデッキもできました。全て服部作。7年ほど前にもらった足場板、ようやく使えました。暑い中、すごい集中力。2日で終ってた。「お父さん、焼き物よりこっちの方がすごいんちゃう」、と息子。

さて、高一と中一のお年頃な子供たち。自分の部屋にこもりっきり。特に中一女子。西日の当たる部屋で、外から見えるのが嫌で障子を閉めて、扇風機だけで。家の前なんて鹿ぐらいしか通らんのに…。生きとんかな? ちょっと話しかけるだけで、ウルサイといわれます。最近、朝起きてすぐ自分の部屋に掃除機かけることにしているらしく、隣の部屋で、まだ兄が寝ていても、ブーンブーン。なのに、兄が昼間にちょっとピアノを弾いただけで、ウルサイ! そういう年頃なんかな。ほんでも腹立つわ。
昨日のお昼ご飯にサンドイッチ食べてて、私たちは、parisatsukoさんレシピのバジルシロップソーダ飲んでたのだけど、臭いというので、
「でも、なんか飲んだら。暑いし。パン喉つまらへん?」
「ほんま、お母さんってウルサイナ。AB型は、考え事しとるときに、話しかけられたないん。」
「そんなん、ご飯食べとるときに考え事しとるってわからへんやん。考え中、話しかけるな、ってハチマキでも巻いといて。」
ったら、あっという間に食べ終わって、また、酷暑の部屋に戻って行った。宿題の体育祭のポスターを考えているらしい。絵を描くのが大好きなので、気合いの入り方が違う。暑さとか気にならないらしい。あ~、私も話しかけられたらウルサイと思えるくらい、器のことに集中せねば。頭の中、暑いーばっかりやもんな。うらやまし。

 

残暑お見舞い申し上げます。

残暑(だといいのですが・・・。)お見舞い申し上げます。
毎日暑いです~。外飼い犬なはずなのに、ひたすら家にいてのびている我が家のマロ。恥ずかしい姿ですみません。

次男三男の家に生まれた、一人っ子の私たち夫婦、遠く離れたところにお墓はあるけど、親戚が集まる家は私たちにはありません。ということで、お盆は仕事、仕事! だいぶん暑さにも身体が慣れてきたみたい。
9月の東急ハンズ名古屋の時トクラスさんでの展示は、季節感を出せるものをとのことでしたので、秋らしい柄を絵付けしてます。新しい柄を考えるのは久しぶりな気がします。秋草の絵付けをしてるだけで、少しは暑さも忘れるかも。今は和な感じがマイブーム。秋って、日本ならではの季節感かも。今までの柄も秋バージョンで。

有田の窯業学校以来の、真面目な定番の和柄や、ちょっと変な感じの絵付けも。
付け高台というのも初めてやってみた。とりあえず乾燥のタイミングがコツだということが分かりました。本焼きしてみないとわからないけど、意外に磁器でも接着ってできるかも。ろくろではなかなか難しい底の広いドラ鉢みたいなのも接着して作ってみました。うまくいくといいけどなあ。

ナデシコ、まあ昔のものの写しですが。裏面はトンボにしてみた。
水墨画教室で、桔梗や撫子、ススキやつゆ草、ホトトギス、菊も描いたなあ。通い始めて5年ほどになるでしょうか。野の花が好きです。小さい花が好きです。

早く、涼しくならないかなあ。

 

 

 

鶴の二声

私も服部も、何がしたいと主張するタイプではないと自分では思っています。
ただ、したくないことはわりとたくさんあってそれは回避する人生を送ってきたような気がします。つまり、人から言われると嫌でないことだったらするってこと?

私の父からの声。
服部がパンを焼くのにハマっているのを知って、「梅雨が明けたら、ピザ(パン)窯作ったら。」
でも~仕事もせんなんらんし~。どうしよ~。サクミ(息子)に聞いてみようか。ピザ好きやし~。手伝ってくれるかな~。
「ピザ窯作ったら、っておじいちゃん言っとってんやけど~?」
「え~、作ったらええやん~。」

はい、作ります!

一日でここまで。
はやーい!


そして次の日の午前中で土を盛って。はやーい!
夕方からは、海!
お隣宮津市の由良浜。
夕方平日は、貸切~!

ちょっと、楽しみすぎかもです。
なんだか私の人生は、周りから決まっていくのかも。流されまくりです。

 

 

ピアノと花束

素敵です!
こないだの日曜日は子供たちのピアノの発表会でした。
祖父母からもらった花束。ま、といっても、お金だけもらって、私が頼んだのだけれど。
西舞鶴の空桜さん作。
息子にはグリーンで、娘には白とブルーでとリクエスト。毎年お願いしているのですが、そのたびに素敵だなあと思います。よかったぁ、近くに素敵なお花屋さんがあって。

ひょんなことで習うことになったピアノ。
息子が小3のころ、同級生が合唱のミュージカルのプログラムに通っていて、その指導者が私が子供のころ入っていたひよこ合唱団の先生でした。久木先生です。息子に、一緒に行ってみる?と聞いたら、「僕はミュージカルやるんやったらピアノがしたい。」と。ヒ~ッ。ピアノってのは毎日練習せんならんぞ。お金もかかるし・・・。でもでも、やっぱり習うんだったら、内藤先生。私も子供のころ近所の先生にピアノを習っていたのですが、中学生のころ親の知り合いだった内藤先生のピアノの発表会に行ってみたんだそうです。そしたら、生徒さんの演奏がとても素晴らしくて、私が内藤先生に習ってみたいと親に言ったんだそうです。本人はあんまり覚えていないのですが…。無理を言って高校3年間お世話になりました。習ってみて分かったのは、私には音楽センスがないということ。なので、息子がピアノを習いたいと言った時には、我が子で大丈夫か?遺伝子大丈夫か?と思いながら頼んでみました。幸いに、私ではなく服部のほうの遺伝子のお陰か、小4から今まで6年間続けることができました。習って4年くらいで、11年間習った私のピアノレベルを軽々越えていかれたような気がします。思い切って、内藤先生にお願いして本当によかった。そして近くに素晴らしいピアノの先生がいるのはなんてありがたいんだろう。そんな息子も、今後は寮生活のためピアノの発表会は今年が最後でした。あとは、娘。もっと練習してくれよ~。

コロナで中々移動が思うようにできませんが、もう一度自分のまわりを見渡してみれば、素晴らしい方々がきっとたくさんいらっしゃいます。そういう自分の専門を好きを追及している人は、なんだか垣根を超えて人とお付き合いされているような気がします。
ピアノと花束。毎年の楽しみです。

 

 

熊本pivertさんでの「フタリ展」ありがとうございました。

熊本のpivertさんで開催されておりましたフタリ展は、先日の日曜日で無事終了しました。

以下、pivertさんより
———————————————————————————————–
服部克哉 村山朋子 フタリ展は昨日無事に終了いたしました。
お二人に所縁のあるお客様が多数ご来場され、賑やかで心温まる展示会でした☘
ご来場いただきましたお客様、ウェブ展示をご覧くださいましたお客様、告知にご協力いただきました皆様、誠にありがとうございました!
作家の服部さん、村山さん、沢山の素敵な作品をありがとうございました!
———————————————————————————————–

本当にこのような時期に、お越しくださいました皆様、webでお楽しみくださった皆様、ありがとうございました! もう20年以上も昔のことなのに、ご縁がつながっていることに感謝です。そしてpivertさんには、このような時期だけに色々考えていただいて、展示もwebも本当に準備が大変だったと思うのですが、開催していただきありがとうございます。

さて、舞鶴のこちらでは、4年前に真泥展を開催していただいた豊岡の骨董屋さん「心・静」さんが豊岡を離れられるとご連絡をいただいて、ご挨拶に伺いました。ああ、素敵なものがたくさん。オーナーの竹中さんの好みでしょうか。女性だからでしょうか。優しく上品。ここに来て、昔のよいものを見せていただくと、いつも自分がまだまだという気持ちになります。でも、もう終わりなのだなあと思うと寂しいです。
いくつか分けていただいたものの中から一つ。
帳場机。ああ、もう脚の形といい。暗めの色といい、更紗の布といい、なんてオシャレなのでしょう!離れ部屋のローテーブルをずっと4年ほど探していたけど、なかなかこれというのがなく、やっと出会えました。眺めるだけで満たされる。この気持ちはいったい何なのでしょうか。
そんな器づくりを目指したいものです。

 

 

 

MUDDY at fbomh ありがとうございました。

通っている公民館の水墨画講座で、次は紫陽花を描きたいなあと思っておりますが、この紫陽花は絶対かきたくない。これを描くのは大変。フボーさんのお店にあった、とても可愛いらしい上品な紫陽花です。

店内は上にたくさん素敵な作品があって、首が疲れました。

お店の外も中も緑の青々と。

こんなに贅沢に植物を飾ってもらえるなんて。自分たちが作った器なのに、見違えるようです。いつも楽しみにお越しくださる皆さま、ありがとうございます。今年は恐る恐るの開催でしたが、本当にやってよかったとジンワリくる展示会でした。フボーさんのお客様はとてもクリエイティブ。じっくり丁寧に見てくださいます。新しい器は受け入れてもらえるかな?どうかな?私たちにとってもドキドキの時です。

今年はフボーさんから、皆さま楽しんでらっしゃいましたよとお聞きして、ホッと嬉しく思っております。来年は、皆さまにお会いできますように。

 

 

お知らせいろいろと。

fbomhさんでの展示の様子。今年も舞鶴の裏山の緑をたくさん持ち込みました。
それをフボーさんがアレンジしてくださって、とっても清々しい緑の展示会場です。
たくさんの皆さまにお越しくださってありがとうございます!
21日最終日は、服部、村山ともフボーさんに居りますのでお会いできたら嬉しいです。

そして、熊本のpivertさんでもフタリ展開催中です。お店でもWebでも開催中です。
私と服部が出会う前に偶然にも熊本に居りましたフタリです。もう20年ほども昔のことです。
その時はお互いに濃い時代を過ごしていたようです。お越しくださった皆様、気にかけてくださった皆様ありがとうございます。熊本、九州の中でもクセのあるとびきり魅力的な県です。
pivertさんでは、web展も開催してくださってますので、ぜひどうぞ。

そのほか、納品の情報などMUDDY真泥でお知らせしております。
webでもたくさんご紹介してくださってます。
舞鶴では、中学校合唱部も始まってますが、それぞれの地域で色々だと思います。
何を優先するか、人それぞれです。
どうぞ皆さまご無理のないように。
私たちは、stay homeが少しでも満たされたものになりますように、日々の食卓のお共に、という思いでおります。言葉にすることは難しいですが、器に込めてます。結構激しい強い気持ちです。